(※当製品はいわゆる「便所サンダル」などと呼ばれる茶色のことが多い、あのゴム製のサンダルのことです)
刹那的にダンヒルよりも履き心地の良いサンダルは、いわゆる「リカバリーサンダル」をはじめとしてこの世に満ち溢れている。しかし、そのような製品は、カーペットや滑らかな素材の床に引っかかることがある。そして、その延長には、エスカレーターへの巻き込み事故等、およそサンダルという平和な概念からは想像だにできない重大で悲劇的な結果が待ち受けている。
過度に足への快適性を追求するあまり、その着地へのみ人は執着し「離陸」への理解を怠っている。人の足は地球と一体化してはならないのだ。その足で地球を蹴り、人類は進んできた。そして、今宇宙を目指している。我々が、その進化を止めることなど許されない。
ダンヒルの適度な硬度と、そのタイトなフォルムは歩行上の障害のほとんどを遠ざける。適度に地球と人類を分かつ。加えて、単一素材による一体構造はその耐久性を約束する。にもかかわらず、踵部の独自構造により十分なクッション性を確保している。
もう、蔑称で呼ぶのは止めてほしい。ロックンロールバンドと重ねて語るのも止めて欲しい。名を「ダンヒル」という、日本が誇るサンダルだ。
なお、サイズについては、少し小さめをタイトに履くのをお勧めする。オーバーサイズに履くと劇的にその機能性を逸することになる。例えば、ニューバランスN996の27㎝の足ならLだ。間違っても2Lにすべきでない。タイピングに疲れたので、その理由への言及は割愛する。残念ながら、私のキーボードはダンヒルほどの適度なクッション性を持ち合わせていない。