昭和から使用しているであろうことが確実な時代が付いた私の灰色のデスクに、忽然と現われるこの白亜の構造物は、パルテノン神殿のようであり、サン・ピエトロ大聖堂ようであり、ホワイトハウスのようでもある。常勝の国家には、こういうものが自然に出来上がるものは摂理なのかもしれない。サッカー強者も、サンティアゴベルナベウ、アリアンツアレーナがを持っている。だとすれば、私のデスクにも彼らと同じように、この白亜の構造物が聳え立つのは必然なのかもしれない。
メモとして絶妙なサイズの正方形である。紙質については、勤務先の量販型のコピー用紙と比較した場合、薄さは同様で紙のきめの細かさは圧倒的に上質だった。また、折った際の反発力が高い。このことは、「折ってはありますが、開いて拝見していただきやすいように」という、日本人の奥ゆかしい機微が溢れていて、内心気に入っている。また、枚数が多いので適宜分けての使用が可能だ。それで、紙がばらつくこともない。
私費で購入し仕事に使っているが他には代えがたい。最後に正直に言うが、残念ながら私は仕事でそんなに勝てていない。
ダンボールカッター「ミドリ」
商品が届いたことに対する喜びと興奮から強引に段ボールを開けようとして、その手が滑り壁に肘を打ちつけたり、テープが爪の間に入ってしまって苦悶したりする経験が多い人生だった。しかし、それは私の「若気」であると自己消化して過ごしてきた。しかし、私もいい年になる。そんな折にこの商品を知った。
一切の無駄のない円形のフォルムは滑らかなプラスチックで覆われ、側面の滑り止め用の凹凸と、ストラップ穴以外には何もない。蓋はちょうど180°開く。
特筆すべきは、これだけ小さくシンプルな製品にもかかわらず、蓋の角度が90°以下になると閉じる方向に力がかかるギミックが隠されていることだ。安全面を考慮してのことなのであろうが、恐れ入る。また、セラミック製の刃は最小限の長さで、触ってみても人間の皮膚を傷つけづらい構造に感じた。カッターやはさみと比べると安全性を見れば雲泥の差がある。
この商品は「なくてはならない製品」ではない、代用はいくらでもある。しかし、工業製品としての完成度の高さが私の所有欲を満たす。銀のスプーンで食事をする感覚(私は経験はない)に似ている。また、安全性の高さから、特に小さなお子様のいるご家庭にもお勧めしたい。その際には、冷蔵庫、ドアの高いところに内蔵の磁石で付けておくとよいだろう。
小児がん啓発Tシャツ「※メーカー問わず」
小児がんって、この世で最高級の不条理だと思うんです。子供の成長とともにに癌が成長するっていう、この無慈悲。親として、こんなに辛いことは世界にないといって過言ではありません。悲しいかなそのおかげで、「天国は必ずある」って私は信じられるのですけれど。
子供が1歳を無事に迎えることができた時にこのTシャツを買いました。本当に怠惰で独善的な私なんですけれど。しかし、照れくさくて着れず、ばれないように実家にしまってあります。多分、着ることはないでしょう。
だけど、今までで一番良かった買い物の一つです。少しでも行動に移せたことの証として心に残してあります。ちょっとした誇りです。身勝手な話ですけれど。